マイクロブタさん、空を飛ぶ

コラム

どうも、こんにちは。mipig責任者兼マイクロブタブリーダーの皆川竜二です。
mipigのきっかけはイギリス/ウェールズでのマイクロブタさんたちとの出会いでした。
ただその出会いから日本に迎え入れるまでは長い道のりでした。
その道のりと思い出をこちらの記事にまとめます。

長い長い待ち時間

「このブタさんたちを日本に連れて帰る!」

イギリスファームとも輸入の話がつき、強い志はあったものの輸入に関して、知識もなかったため、動物輸入代行会社にお願いをしました。素人が動物の輸入を行うことはかなり無茶です。ブタさんのような偶蹄類は特に輸入がかなり厳しいと言われており、動物輸入代行会社に任せる方が安心です。ただそれでも輸入には時間がかかり、数々の関門をクリアしなくてはいけません。

病気を持っている動物を輸入すると、その病気が国内に広がってしまう可能性があるため、防疫対策を行う必要があります。

まずは血液検査。検査結果に問題がなければ、ブタさんたちは30日間の隔離期間を経ます。それだけではありません。出国直前に、血液検査を再度行い、更に出国予定時間の24時間以内に公的獣医官による検査を受け、感染性または伝染性疾病の兆候がないかどうかのチェックが入ります。

また、必要書類の数は多く、また、そのほとんどが英文です。全ての書類が整って、そこで初めてイギリスからの輸出が許可されます。

日本へ到着した後もすぐには引き取れず、日本の検疫所へ連れていかれ、また隔離期間を設けられます。これら全ての手続きは、トラブルがなければ、早くて2カ月ほどで輸入ができます。ただ、mipigの場合、トラブルが発生し、6ヶ月以上かかりました。

長期化した理由として、日本の検疫所の予約が取りづらいことでした。毎日のように動物が海外から日本へ来るため、常に満室状態で、一定期間の日程を押さえることが非常に難しいようです。そのため、イギリスで何かトラブルがあり、当初の輸入予定日から数日でもズレてしまうと、予約は取り直さなければなりません。検疫所の予約状況によっては一気に数ヶ月ズレてしまうこともあります。関門がいくつもあるため、全てがスムーズにいかない場合が多いです。

イギリスファームのブリーダーさん、イギリスの血液検査を行う獣医師さん、イギリスでの隔離場、動物輸入代行会社さん、日本の検疫所など、全ての予定を一致させないと、予定日がどんどんズレていきます。国境を超えるため、やり取りの一つ一つに、タイムラグが発生し、想定していたスピードでは進まないことがほとんどでした。日本側とイギリス側の仲介役であった私は、板挟み状態となることも多かったです。(ハーフで、英語が使えることが救いでした)

ブタさん、空飛べず

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mipig 責任者 皆川 竜二