CSF(豚熱)について

健康・病気

2020年9月更新

豚熱(CSF)をニュース等で耳にしたことがある方が多いんでは、ないでしょうか?豚熱とは、どんな病気でワクチンは打てるのでしょうか?今回は、豚熱の記事になります。

豚熱とは?

豚熱は、以前まで豚コレラと呼ばれていました。
豚熱とは、CSFウイルスによるブタとイノシシの病気で、ヒトへ感染することは、ありませんが強い伝染力と高い致死率が特徴で治療法はありません。家畜伝染病に指定されています。

家畜伝染病予防法

家畜伝染病予防法とは、家畜の伝染性疾病の発生の予防とまん延の防止により畜産の振興を図ることを目的とする法律です。ペットのブタさんでも、かかる病気は産業動物のブタさんと同じです。該当する疾病(家畜伝染病)を患った場合には獣医による届出が義務付けられており、最悪の場合、殺処分対象となることもあります。

ブタさんが豚熱にかかると?

豚熱は、特徴的な症状がなく、気づきにくい病気です。感染すると発熱や食欲不振・うずくまり・元気消失などの症状が現れます。
急性型では、運動失調や後躯麻痺などの神経障害や皮膚の薄い耳介・尾・下腹部に紫斑がみられるようになり、数日から2週間で死亡します。慢性型では、発症と回復を繰り返し、多くの場合30日以内に死亡します。

感染経路

感染したブタさんやイノシシの唾液や涙・糞尿中にウイルスを排泄し、感染ブタさん、イノシシや汚染物品等との接触等により感染が拡大します。ヒトには、感染しませんがウイルスがヒトの靴等を媒介しブタさんにウイルスを移すことがあります。感染したブタさんやイノシシの糞尿を靴や車のタイヤで踏んだりすることでウイルスが蔓延してしまいます。同じようにネズミや野鳥などがウイルスを運ぶ可能性もあります。

ワクチンを打てば豚熱は、発症しない?

ブタさんに豚熱を発症させないよう、病原性を弱くしたCSFウイルスと添加剤が含まれるワクチンを定期的に打ちます。豚熱ワクチンを接種した健康なブタさんは、体内で豚熱に対する免疫を獲得します。ワクチンは、免疫を獲得し、発症しにくくするためのものなので打っていても発症することがあります。ワクチンを打ったから安心ではなく、ワクチン接種後もお散歩は控え感染しないように気をつけましょう。

ワクチンの接種回数

豚熱のワクチンは、初回接種から6ヵ月後に再度打つため初年度は計2回ワクチン接種をします。その後は、年に1回接種となります。原則として同じ個体への接種は、4回までとなります。

豚熱ワクチンは、全国で打てるの?

豚熱のワクチンは、全国で打てるワクチンではありません。都道府県によって接種を実施しているか(接種県)か接種が未実施か(非接種県)が異なります。また、国内における豚熱の発生状況応じて、随時ワクチン接種地域の範囲の見直しが行われます。mipig cafeがある東京、ファームがある山梨・兵庫では、接種県となるため全匹にCSFワクチンを接種しております。接種県・非接種県は、以下の資料をご確認ください。

ペットのブタさんに打てるの?

お住いの地域が接種県であっても都道府県によってペットのブタさんに接種を実施しているかが異なります。東京都では、2020年秋から、法人のみでなく個人のペットブタさんにも接種が始まります。お住まいの地域でペットのブタさんに接種をしてもらえるかは、管轄の家畜衛生保健所にお問い合わせください。接種県であっても接種ができない場合、帰ってきたらブタさんと触れ合う前に十分に手を洗うなど感染予防を心掛けましょう。

移動制限について

豚熱ワクチン接種県のブタさんと非接種県へお出かけしたり、非接種県の病院へ行くことは禁止となっております。移動の際、非接種県を通過するだけであれば問題ないです。接種県在住で引っ越す場合は接種県のみに限りますが、非接種県在住の場合は接種県へ引っ越す事も可能です。非接種県のブタさんが接種県の病院やお出かけすることは、問題ないですが帰ってくること(接種県→非接種県への戻り)が出来なくなりますのでご注意ください。

ブタさんの販売

接種県で販売をしているブタさんは、非接種県お住いの方への販売はできません。非接種県の方でブタさんのお迎えを検討されている方は、ご注意ください。
例)北海道在住の方は東京で販売されているブタさんをお迎えできません。
mipigでは、お問い合わせいただいた都道府県によってお引渡し時期を調整させていただき販売を行っています。

大切なブタさんが豚熱を発症させない為にも、十分な理解と予防が大切です。

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mipig 編集部