【獣医師監修】ビートファイバーをブタさんに与える

健康・病気

ブタさんにとって食べることは非常に大事な時間です。
食べることが大好きなブタさんは、食事は至福の時間であり、体の形成や健康を左右する非常に大切な時間でもあります。mipig foodもマイクロブタさんに適した健康を考えながら作られました。
そして、「おやつ」も主食と同じくらいに重要です。
咀嚼行動がストレス緩和になるブタさん。おやつに何を与えるかが健康管理や体型維持に大きな影響を与えるため、mipigではおやつの内容や与え方を試行錯誤してきました。
その中でも最もおすすめなおやつが「ビートファイバー」です。

ビートファイバーとは

ビートファイバーは、砂糖の原材料である「テンサイ(ビート・サトウダイコン)」の根に含まれる成分で、砂糖を抽出した後に残る部分を精製して作られます。

食物繊維の重要性

ビートファイバーは食物繊維が非常に豊富です。食物繊維は炭水化物、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンの5大栄養素に加え「第6の栄養素」と言われるほど重要な食品成分として知られています。人間も同様ですが胃腸の健康維持や減量などに役立つのが食物繊維です。

mipigでビートファイバーを与え始めた理由

健康な糞は、バナナ状のようにつながっている状態です。ところがマイクロブタさんの中には、ウサギの糞のようにコロコロしている便秘気味の糞をする子がしばしばいます。そのような子の便の健康状態の改善のために、獣医さんのおすすめでビートファイバーを与えるようになりました。

ビートファイバーを与え始めた後に起きた変化

mipig farmmipig cafeにておやつの時間にビートファイバーを与え始めました。ビートファイバー を与え始めて2週間ほどでブタさんの糞が、バナナ状の形状に変わっていきました。便秘が改善するということは当然ですが、糞の回数、水を飲む量も全体的に増えました。

食物繊維の働き

食物繊維は、哺乳類の消化酵素では分解できない物質ですが、腸の中で様々な働きをすることが分かっています。食物繊維には様々な種類があり、不溶性繊維と可溶性繊維に分類されます。
不溶性繊維は、消化されないだけでなく腸内細菌にもほとんど影響を受けません。そのため、便の量が増え、腸を刺激して腸の動きが活発になります。そのため、便秘だけでなく下痢の改善に役立ちます。
可溶性繊維は、腸内細菌によって発酵されやすく、その際に有用な物質が作り出されることで腸内環境が良くなります。

ビートファイバーのメリット

ビートファイバーは不溶性と可溶性の2種類の繊維がバランス良く含まれ、以下の効果が期待できる食材です。

・ストレス緩和
・食欲と心が満たされる
・体系の維持
・便秘改善
・飲水量の増加

おやつに何を与えればいいのかわからなかったり、ブタさんにねだられてついついごはんやおやつを与え過ぎたりしてしまう方もいると思います。
そんな時にビートファイバーを与えれば、カロリー密度が低く、ごはんのかさ増しにもなるので、太りにくくなります。
ビートファイバーはもともと粉状のものを与えていましたが、むせる子も多く、食べやすいペレット状のものを与えるようになりました。このペレットがかなり硬く、人間では噛み切れないくらいです。ブタさんはこの硬いペレットをガリガリと噛むことで、食事の時間が長くなります。野生動物は食事の探索や狩りに活動時間の大半を費やしますが、コンパニオンアニマルはその時間がなくなるため、生活が退屈になり、ストレスの原因となります。食事に時間をかけることは、退屈な時間を減らし、心の健康維持にも役立ちます。

ビートファイバーはいつあげる?

主食のフードではなく、おやつとして考えた方が良いです。ほぼ食物繊維でブタさんにとって必要な栄養素が整っていないのでフードの代わりには決してなりません。mipigでは、フードと一緒に与えるか、おやつとして与えることが最適だと考えています。

与え方の注意点

ビートファイバーを急に大量摂取すると、繊維が発酵しすぎてお腹が膨張したり、下痢になってしまう可能性あります(盗み食いに注意して下さい)。最初は少しづつ与えるようにして下さい。万が一消化器症状が出てしまった場合は、一旦与えるのを止め、正常に戻った際にまた少しづつ与えていくようにしましょう。

ビートファイバーを与え始めた後に起きた変化

mipig farmmipig cafeにておやつの時間にビートファイバーを与え始めました。
ビートファイバーを与えはじめた頃はあまり食べない子もいましたが、今ではみんなバクバク食べています。最初は少しづつ与え、2週間ほどかけて1回分のごはんと同じ量を与えるようになりました。おやつとしては少し量が多いですが、食欲求も満たせ、ペレットもかなり硬さがあるため、長い時間おやつを楽しんでもらうことができています。フルーツなどのおやつもブタさんの好物ではありますが、糖分も高い割にはペロリと平らげてしまうので、与え過ぎればすぐに太ってしまいます。与えやすく、健康的なおやつとしてはビートファイバーが最適です。

マイクロブタフードとビートファイバーの比較動画です。

大粒ペレット状のビートファイバーを与えています。硬さもある為、食べるのに時間を要します。

ビートファイバーはどこで買える?

畜産飼料としては流通しているビートファイバーですが、ペットショップ等では販売されていないので、ご家庭のマイクロブタさんにも与えられるようにmipig foodと同様の2.5kgパックのビートファイバーをご用意いたしました。
皆さんも無添加のビートファイバーで、ブタさんの腸内環境を整えながら健康的なおやつの時間を楽しみましょう。

12月から販売スタート予定です。
お試しでモニターを114日(水)まで募集しておりますので
mipig familyのオーナーは是非ともチャットにてご連絡下さいませ。
申し込み数によっては、114日(水)より早く、締め切る場合がございます。ご了承くださいませ。
※現時点ではmipig family以外の方への販売はいたしておりません。

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執筆者 mipig 編集部


監修者 徳本 一義
ヘリックス株式会社代表取締役社長
獣医師
経営学修士
大学卒業後、小動物臨床に従事。その後、ペットフードメーカーに入社し、小動物臨床栄養学に関する研究、情報発信を中心とした活動を行う。現在は、獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任。ペット栄養学会 理事、ペットフード協会 新資格検定制度実行委員会委員長などペットの栄養に関する団体の要職を務める。自宅で9頭の猫と暮らす愛猫家である。