新型コロナウイルスとマイクロブタさん

健康・病気

新型コロナウイルス感染症が2019年に発生し、現在も世界的に流行しています。
この感染症に関して、わかってきたことも増えてきましたが、まだまだわからないこともあります。
現時点で動物と新型コロナウイルスに関してわかっていることをまとめました。
もしオーナー様が新型コロナウイルスに感染した場合、ブタさんとどう接すればいいのか、少しでも皆様の不安が軽減できればと思います。

感染は主にヒトとヒトの間で起きる

もはや周知の事実ではありますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスである新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は飛沫感染・接触感染により、主にヒトとヒトとの間で感染が起きます。症状は発熱、咳、筋肉痛・関節痛などが多く、倦怠感や嗅覚・味覚の異常など多岐に及ぶ場合もあります。

ヒトからペットへの感染はあるのか?

現時点で正確な広がりはわかっていませんが、OIE(国際獣疫事務局)によれば、これまでに35の国や地域から犬・猫・ミンク・ゴリラ・ハムスターなど19種の動物で新型コロナウイルスの感染が報告されています。
ネコは少し感染しやすい傾向にあり、ネコ同士でも感染するという研究も発表されています。感染時の症状としては、イヌでは明確に確認されず、ネコでは呼吸器症状や消化器症状が見られることがあると言われています。

感染したペットからヒトへの感染はあるのか?

これまでのところ、感染したペットからヒトへ感染したという報告はありません。しかし、ネコ同士での感染が確認されたり、大規模なミンク農場でのミンクの集団感染事例ではヒトに感染した可能性があると報告されています。そのため、感染した動物からヒトや動物への感染は可能性は低いですが、成立すると考えられます。

ブタさんは感染するのか?

OIE(国際獣疫事務局)の報告によると、家畜としての家禽、牛および豚は新型コロナウイルスに対する感受性が低くウイルスを排出しません(感染しにくく感染してもウイルスを排出しない)とのことですので、マイクロブタさんに関しても他のペット(イヌ、ネコ)と比べて感染はしにくいと考えていいと思います。

しかし、感染したミンクからヒトへの感染があったように、新型コロナウイルスはヒトと動物の双方に感染しうるもので、さらにウイルス変異も起こしやすいこと、またペットとしてのマイクロブタさんは家畜のブタさんよりヒトに近い環境で生活しているため、今度も絶対に感染しないとは言い切れません。
以上のことから、飼い主様が感染した場合はブタさんへの接触はなるべく避けることが推奨されます。

まとめ

〇新型コロナウイルスは主にヒト間で感染が成立する。
〇動物にも感染しその動物からさらに感染が拡がる可能性も少ないながら報告されている。
〇ブタさんを含む家畜はその感受性は低いとされており感染はほぼほぼ起こらないが、コロナウイルス自体が変異を起こしやすい性質を持っていたり、ペットとしてのブタさんの生活環境がヒトと密接している環境であることから、飼い主様が感染した場合はブタさんとの接触をなるべく避けることが推奨される。

まず第一に、飼い主様が新型コロナウイルス感染症に感染しないように気を付けることが重要です。普段から感染しないように気を付けるとともに、今のうちに、感染した場合や重症化した場合などを想定して我が家ではこうしたらいいかな…と考えておくといざというときにスムーズに対応できると思います。

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